アーケードスティックの操作方法(最終更新日:2015/11/24)
アーケードスティックの操作方法・持ち方についてのページです。
はじめに
まず一番大事なことですが、アーケードスティックには「 このように操作しなければいけない」というルールは何一つありません。結果として上手くいくのであれば、自分が好きなやり方で操作して構わないのです。
ただ、初めてアケステを使うという人の場合は、他のプレイヤーの持ち方をある程度参考にした方が、ヘンなクセがついたりしなくていいのではないかと思われます。
そこで、ここでは自分が知っている範囲で、他のプレイヤーが採用している操作方法について書くことにします。
レバーの持ち方
レバーの持ち方は、プレイするゲームによって向き・不向きがあると言われています。また、ここに乗せた持ち方は筆者が実際に見たりネットで見たりしたものですが、同じ持ち方でもかなり個人差が生じます。 この世に同じレバーの持ち方は二つと存在しないと考えた方が良いでしょう。さらに プレイ中に持ち方が変わっているということもあるので、ここに乗せた持ち方はあくまで目安です。
重要なのは 自分がプレイしやすいかどうかなので、自分で色々な持ち方を試してみて、一番しっくりくる持ち方を探すと良いです。
もっと言えば、 どんな持ち方でも練習次第で上手くなれるはずです。例えば、野球のバッティングで初心者が細かいバッティングフォームを気にするよりも、まずは素振りや実際のボールを打つ練習をたくさんする方が、上達のためには重要です。同じように、まずレバーの操作が上達してから、細かい持ち方を気にし始めても、遅くは無いでしょう。
オススメなのは、 とりあえず上手いプレイヤーのマネをしてみることです。ゲームセンターに行って上手い人の手元を研究してみるのもいいです(あまりガン見して怪しまれないように注意)。また、最近ではアーケードスティックを操作する手元を映した動画もあるので、参考にするのもアリでしょう。
当サイトでは、左手の手の甲の向きによって、「 かぶせ持ち」、「 つかみ・つまみ持ち」、「 ワイン持ち」の三つに分類していますが、これが正式名称というわけではありません。そもそもアケステの持ち方に正式名称は無いと思われます。
かぶせ持ち
かぶせ持ち1
手の甲を上(自分の方)に向けて、手のひらをレバーボールにかぶせる持ち方です。(以下、手が余りキレイでないのは気にしないで下さい)
このように親指、人差し指、中指、薬指で上からレバーを包むのが特徴です。
かぶせ持ち2
亜種として、薬指、小指を完全に折り曲げる人もいます(写真だとわかりづらいですが)。
二本指スタイル
海外のプレイヤーの中に、このように人差し指と親指のみでプレイする人がいるのを、動画配信で見たことがあります。
sako持ち
この他、有名プレイヤーの「sako」氏は、立てた小指を支点にするかぶせ持ちをしているそうです。( プロゲーマーsako氏に直撃インタビューその3 | スーパーストリートファイターIV 攻略blog - コミニー[Cominy] / ブログ)
かぶせ持ちの特徴
アーケードスティックの経験が無い人は、自然にかぶせ持ちになりやすいかと思います。
かぶせ持ちの利点は、全体的に 指先の力を伝えやすいことだと言われています。そのため、格闘ゲームのコマンドなどの複雑な操作には有利と言われます。
欠点として、 腕の力を生かしにくいとされています。素早い操作には不利で、指先が疲れやすいとされています。
つかみ・つまみ持ち
手の甲が横(左向き)になる持ち方がつかみ持ち・つまみ持ちです。ただし、持ち方や入力方向によっては手の甲が若干上向きや下向きになったりします。
つかみ持ち
つかみ持ちで代表的なのが、このように自然に横から棒をつかむように持つ方法です。ただしこの持ち方だと、特に手が大きい人は小指が窮屈になりがちかと思います。かぶせ持ちの項に書いたsako氏の持ち方は、小指を左にずらしたつかみ持ちである、という見方もできそうです。
ウメハラ持ち
上のつかみ持ちから、薬指と小指でレバーのシャフトを挟む形にシフトした持ち方です。有名プレイヤーの「梅原大悟」氏がこの持ち方をしているため、「 ウメハラ持ち」と呼ばれています(筆者は詳しくないのですが、鉄拳プレイヤーの間で「ゼクス持ち」と呼ばれているのがこの持ち方らしいです)。
筆者の持ち方もこれです。ウメハラ持ちは手の構造的に自然で疲れにくく、ずれにくいため、個人的にはオススメの持ち方です。
つまみ持ち1
主に親指、人差し指、中指でレバーボールをつまむように持つつまみ持ちです。写真では中指と薬指の間にシャフトを挟んでいます。
つかみ持ちと比べると、指先での操作に特化していると言えそうです。
個人的な経験では、格闘ゲームではこの持ち方かもしくはウメハラ持ちの人を見ることが多いです。
つまみ持ち2
上のつまみ持ちから、更に深く握りこんだような持ち方の人を見たことがあります。つかみ持ち、つまみ持ち、更に後述のワイン持ちにも似た、何とも形容しがたい持ち方です。
つかみ・つまみ持ちの特徴
つかみ・つまみ持ちの特徴は、指先の力と腕の力をバランス良く使える、オールマイティな持ち方だということではないでしょうか。また、人間の腕は元々手の甲が横を向いているので、体の構造的には自然な持ち方だと言えます。ただし、小指の付け根や手のひらの側面に重さが集中するため、力を入れてプレイしているとそこが痛くなりやすいので注意です。
ワイン持ち
手の甲を下に向けて、指の間にシャフトを挟む持ち方です。正確にはブランデーを持つときの持ち方に近いのですが、慣習的にワイン持ちと呼ばれています。他にも「ぶっさし」などの呼び方があります。
ワイン持ち1
中指と薬指の間に挟むワイン持ち。右方向に入力するときは、つまみ持ちのような持ち方になる人もいます。
ワイン持ち2
人差し指と中指の間に挟む持ち方。
ワイン持ちの特徴
ワイン持ちは、 シューティングゲームに適した持ち方と言われています。腕の力がダイレクトに伝わるため、正確な入力がしやすいです(入れようと思った方向に確実に入力出来る)。その分、素早い操作には不利と言われています。
レバー入力のコツ
自分が感じている、レバー入力のコツを書いてみます。
まず、なるべく力を抜くこと、余計な力を入れないこと、ムダな動きを無くすことです。
それらをやるためには、 レバーの構造を意識することが重要なのではないかと思います。
アーケードスティックのレバーは、「四角いガイドの中でシャフトを動かし、四方向についているスイッチを押す」という構造をしています。言葉では伝わりにくいので、出来れば自分で分解して見てみるとわかりやすいです。(参考: レバーの販売サイト)
そのため、レバーを完全に倒さなくても、スイッチがオンになれば入力は認識されるのです。力任せにレバーを倒すのではなく、「シャフトでスイッチを押す」感覚でやれば、余計な力は入らなくなると思います。また、ナナメに入力するときは、四角いガイドの角に当ててやる感じです。
あとは、ひたすら数をこなすことです。ただし、ゲームによっては特殊な入力方法が必要な場合があるので(例えば立ちスクリュー)、そういった情報を集めるのも忘れないようにしましょう。
ボタン入力について
レバー入力と比べると、ボタン入力は初心者でもとっつきやすいと思います。基本的にはボタンの上に手を置いて自然に押すだけです。特にシューティングゲームの場合は、ボタン数が少ないので特に悩むことも無いと思います。
ただし同時押しやずらし押し(別々のボタンを微妙にタイミングをずらして押すこと)、ピアノ打ち(ピアノのトリルのように、二本の指で交互にボタンを連打する)、こすり打ち(文字通り指で擦るような連射)など、特殊な操作方法がいくつかあります。
ストリートファイターのように6ボタンの場合、どの指でどのボタンを押すかが問題になりますが、これも自分が入力しやすい用にやればいいです(以下ストリートファイターのボタン配置で説明)。
例えば、弱・中・強パンチにそれぞれ人差し指・中指・薬指を置く場合、キックボタンはそれぞれの指を下にずらして押しても良いし、指の腹で押しても良いです。弱キックボタンを親指で押すのもアリです。
スト4のセービングのように中パンチ・中キック同時押しの場合、中指の先と腹で入力する方法と、中指・親指などで入力する方法があります。
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