オススメのアーケードスティック(最終更新日:2017/04/20)
現在発売されているアーケードスティックの中で、特にオススメのものをメーカー別に紹介していきます。
ホリ「リアルアーケードPRO.」シリーズ
現在国内で最大のシェアだと思われるのが、ゲーム周辺機器メーカーの ホリ(HORI)です。
そして、ホリの主力機種が「リアルアーケードPRO.」シリーズです。
リアルアーケードPRO.(略してRAP)シリーズの特徴は、
- アーケード筐体と同じレバー・ボタンを使用している
- レバー・ボタンの配置もアーケード筐体と同じ
- レバー・ボタンのパーツ交換が容易
- 大型で重量があるため安定感が高い
といったところです(ただしこれらは現行機種の特徴であり、旧機種の一部では例外があります。)。
もしアケステに関して特にこだわりが無い場合は、 RAPシリーズの最新機種を選んでおけばまず間違いないと言っていいでしょう。
現在の最新機種は、PS4・PS3用の「リアルアーケードPro.V HAYABUSA 」、Xbox One用の「リアルアーケードPro.V改 for Xbox One/Xbox 360/PC 」です。いずれもレバー・ボタンはホリオリジナルパーツを使用しています。
ホリ「ファイティングスティック」シリーズ
もう一つ、ホリは「 ファイティングスティック(FS)」というシリーズも出しています。これは実質的に RAP.シリーズの廉価版と考えて良いでしょう。小型軽量でRAPシリーズよりも安価ですが、パーツ交換が難しく、RAPと比べるとクオリティはやや落ちます。
しかし、小型軽量ということは置き場所に困らないということでもあり、とりあえずアケステを使ってみたい、パーツ交換には手を出さないという ライトユーザー向けのアケステだと言えます。
FSシリーズの最新機種は、PS3・PS4対応の「【PS4/PS3対応】ファイティングスティック MINI4
」です。
ホリ「リアルアーケードPro. VLX」シリーズ
また、「RAPVLX」シリーズとして、「リアルアーケードPro.Premium VLX HAYABUSAというアケステがあります。
これはアーケード筐体である「ビュウリックス」の操作部分を丸ごと再現して作られた、非常にハイクオリティなアーケードスティックです。自宅でアーケードの環境を再現したいならこれに勝るものは無いでしょう。しかし、家庭用としては規格外の、他のスティックの追随を許さない 価格 ・デカさであるため、買う際には注意が必要です。
ホリ「ファイティングエッジ」
ホリがRAPに次ぐ新シリーズのアケステが「 ファイティングエッジ」です。
主な特徴
- レバーに「隼ユニット」、ボタンに「玄ユニット」というホリオリジナルパーツを使用
- ボタンアサイン機能
- LED搭載
- START,SELECTボタンを無効化する 「ファイティングモード」搭載
なんと言っても最大の特徴は、業務用でないオリジナルパーツを使用しているという点でしょう。アーケード準拠ではないため、ホリはこのスティックを「アーケードスティック」ではなく「ジョイスティック」と呼んでいます。
その操作性は、プロゲーマー「sako氏」が監修している本格仕様。筐体のデザインにもこだわった、プレミア感満載のスティックです。その分価格もお高くなっていますが、本気でゲームをプレイしたいという人にはオススメです。
ただし、現在最新ゲームハードであるPS4、Xbox One向けの機種が発売されていません。
Mad Catz「 Arcade FightStick PRO」シリーズ
(追記:2017年にMad Catzは倒産してしまったため、今後アケステが生産されることは無いでしょう。以下は古い情報です。)
ホリが国内で有名であるのに対して、海外でもっとも有名なアケステメーカーは Mad Catzでしょう。
現在Mad Catzは「 Arcade FightStick PRO」「 Arcade FightStick Versus Series SH」「 Arcade FightStick Tournament Edition 2」 という3つの製品シリーズを展開しています。
「Arcade FightStick Pro」は、ホリのRAPシリーズに相当するMad Catzの主力スティックです。膝の上に置いての操作に適した設計、誤操作防止の為にスタート・セレクトボタンを背面に配置するなど、大会や対戦会での使用を想定したモデルです。
Mad Catz「 Arcade FightStick Versus Series SH」
「Arcade FightStick Versus Series SH」は、レバー・ボタンに三和電子の 静音パーツを使用しているのが特徴です。そのため、操作時の騒音が従来のものと比べて大幅に小さくなっています。マンション・アパートに住んでいる人や、夜間のプレイが多い人には特にオススメです。
Mad Catz「Arcade FightStick Tournament Edition 2」
「Arcade FightStick Tournament Edition 2」は、次世代機に向けて開発されたMad Catzの新型アーケードスティックです。PS4/PS3両対応、Xbox One用、Xbox360用の3種類が存在します。ボタンひとつで天板を開けて内部にアクセス出来たり、ケーブルの着脱が可能などの新機能を搭載しています。
Mad Catzの最大のウリは、 多くのプロゲーマーと契約を結んでいるということではないかと思います。梅原大悟(ウメハラ)氏を始めとする有名格闘ゲームプレイヤーが、Mad Catzのアーケードスティックを使用しているので、彼らと同じアケステを使いたい!という人にオススメです。
BSGPAC02BK(バッファローコクヨサプライ)
主にPC用周辺機器を販売している「 バッファローコクヨサプライ」も、アーケードスティックを作っています。最新機種は「 アーケードスティック13II(BSGPAC02BK・通称「バッファ棒2」)」です。PS3専用です。
バッファロー製スティックの特徴は、 非常に安価であることです。例えばRAPシリーズが最低でも12000円程するところ、BSGPAC02BKは実売り2000円~3000円と、現在売られているスティックの中で最も安い値段で売られています。
もう一つの特徴は、この価格帯の他のアケステと比べて圧倒的に パーツ交換が容易なこと。
BSGPAC02BKのレバー・ボタンはオリジナルのもので、そのクオリティははっきり言って価格相応です。操作感ではホリやMad Catzのスティックには及びません。
しかし、自分でアーケードと同じレバー・ボタンに交換すれば、簡単に操作性を向上させることが出来ます。ただし、BSGPAC02BKはボディ全体がプラスチックであるのに対し、ホリ等のスティックは天板、底板に金属板を使っているものがほとんどです。パーツ交換だけで完全にRAPクオリティになるわけではありません。
安価であることから初心者でも手を出しやすく、改造が出来る人は自分好みにカスタマイズできるという二面性を持っている、面白いスティックです。